松本まり の 徒然

松本まりが日常のことを政治とつなげて語るブログ

松竹氏の問題について

追記:話の概要を知らない方がいるということを失念していたので、記事を貼っておきます。

松竹伸幸氏の除名処分について/2月6日 日本共産党京都南地区委員会常任委員会 京都府委員会常任委員会

 

 

たくさんの方々が意見を表明していらっしゃるので後追いになりますが。

私自身は除名に関しては当然の処分だろうと思います。

一般の党員ではなく、中央委員会でも勤めていらっしゃった方です。日本共産党についてきちんと勉強しておられるはずの方です。

その方が、党に対する意見を出版し、会見をするというのは、通常の組織では考えられないことではないでしょうか。

規約違反ということもありますが、組織として、そういうことを行った人と一緒に活動するというのは、少し私には難しく感じます。

 

私は一連のことを気持ち悪く感じています。

まず、会見が行われるということ。そして、そこに記者が集まるということ。新聞でそのことが発表されるということ。

もちろん政治に深くかかわる党のことですので、報道することは当然なのかもしれません。

しかし、党が主張し、成し遂げたことについては、報道しないのです。もしもきちんとそういったことが報道されていたのであれば、持続化給付金を提案し実現させた大門さんが落ちるなどということはないはずなのです。

それなのに、こうした報道がなされる不平等さと、報道の意図が見えないことに戸惑っていました。

 

党に対する意見を出版するだけでも、処分は免れないことでした。

そしてさらに、会見まで行ったということは、明らかに外圧に頼っています。

しかし、外圧に最も強いといえる政党である日本共産党に対して、党の論理を変えさせるために、外圧を頼るという行動は非常に矛盾しているのです。

そもそも民主集中制を変えるということは、党の在り方そのものを変える行為です。

本当に変えることが目的だったのか、と今になっては思います。

やれることは全部やるということだったのでしょうか。

 

そして、それを報道することに意味を見出した新聞社の方々。

異論を許さない党であるという解釈が全国に発表されています。

私は日本共産党を異論を許さない党だとは一度も思ったことがありません。

会議では自由に発言しています。今の立場になったことで、自由は制限されるようになりましたが、それでも、窮屈だと感じるほどではないです。

何なら、日本共産党の動画は長すぎるから、10分くらいに要約した学習動画を出すようにという意見を党内で発表したことがあります。反応がすごくおもしろかったです。

 

ただ、松竹氏がいうように、日本共産党は変わらなければなりません。

その変わり方は、外部が変えるんじゃない、私が日本共産党に所属することで変えていくんだと思っています。

批判すると、びっくりする空気を感じることはしばしばありますし、私の発言に新しさを感じてくれて、取り入れてくれる。それが私が思ってる日本共産党です。

「こうだと思う」「違うと思う」「こういう見方もある」そういう話し合いをすることが、私にとってはとても楽しいことなのです。

どんなイメージを持たれようと、日本共産党でできることを、私は一つずつやっていきたいと思います。